お正月 引越しバイト 2 私小説 「実録YGS」
 
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お正月 引越しバイト 2



花田宏穀さん以外は








僕、一郎くん、石塚(立身)くんだった(のような気がする)









花田さんは1年生ではなかったが









UFO研究会を経て








2年生からYGSに入ったので同期みたいなものだった









花田さんは小岸さんとグループを組んでいた








小岸さんとはよく話をしたが、(僕は女の子とは誰とでも会話するので…)









花田さんとは、それまでほとんど会話した事はなかった









花田・小岸グループは









吉田美奈子のフラッパー等を









独自の解釈で演奏していて









ちょっとアナーキーな感じがした









あまりに音楽性が異なるので近より難かったのかも知れない









(音楽性なるものが当時の僕にあったかは不明だが…)









石塚運送でのバイトを志願した僕らは









1977年1月2日の早朝









辻堂駅で待ち合わせた









駅まで石塚さんがライトバンで迎えに来てくれた








僕らを石塚運送の操車場で降ろし








石塚さんは「じゃ、俺は彼女と初詣に行く用があるので、ここで」








と帰ってしまった。







引越は2件あり








バイト組も二手にわかれた









僕と花田さんは









茅ヶ崎のアパートから









千葉のアパートに引っ越しする大学教授の








一家の担当になった









2トン車に









ドライバーのおじさんと専門の引っ越しのプロのオヤジさん









そして僕ら2人で4人乗り込む事になった









「あんちゃん達、頼むな」プロのオヤジさんが言った









「よろしくお願いしま〜す」僕と花田さんは言った









オヤジさん達はやはり僕らを上から下まで眺めて









「…こんなやせっぽちのあんちゃん達で大丈夫かよ…」









という目をしていた









運転席のドライバーの横に僕らは乗り込んだ









花田さんは僕に話しかけてきた









「オヌシは何処の高校だったの?」









オヌシと尋ねられ、僕は思わず「拙者は…」と答えそうになったが








「僕は金沢高校です。」と普通に答え










「花田さんは何処の高校出身ですか」と聞いた









「僕は緑ガ丘高校だよ」と言った









神奈川県立緑ガ丘高校は結構、偏差値の高い学校であった









「花田さん、








一浪して神大じゃ…緑ガ丘の落ちこぼれですね」と僕は失礼な事を言った









そうこうしているうちに









茅ヶ崎の引っ越し宅についた








続く…


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